釣ったヤマメをより美味しく食べる方法のひとつに、干物があります。
ヤマメの干物はとっても美味しいですからねー、いつも食べているようなスーパーに売られている干物とは別格ですよ。
ヤマメの干物には
- 天日干し
- 一夜干し
- 風干し
などいくつか種類がありますが、一夜干しは夜のすずしい時間帯に干すのでヤマメが痛みにくいです。
ですのでヤマメの干物作りにチャレンジするなら、はじめは一夜干しからチャレンジするのがおすすめです。
この記事では、ヤマメの一夜干しの作り方について写真つきでくわしくまとめます。
ヤマメを開きにする
まずはヤマメの下処理をしていきます。
ヤマメの表面には「ぬめり」があるので、まずはぬめりを取ります。(ぬめりがついたままでも美味しいです。作業しやすいようにぬめり取りをする)
ある程度ヤマメのぬめりがとれたら、ヤマメを開きにしていきます。
背開き(背中から開いてお腹がくっついた状態の開き)でも、腹開き(お腹から包丁を入れて背中がくっついたときの開き)どちらでもOKです。
僕はヤマメが釣れたらその場で腹を出してしまうので、いつも腹開きにしています。
釣ったヤマメの処理は下記の記事にまとめていますので、良かったらどうぞ!
干すヤマメをすべて開いたら、背骨のところにある血合いも指でしごいて取りのぞきます。
これで下処理は完了。
ヤマメをそのまま丸干し(開かずに1本のまま干す)したい場合には、ヤマメを開かずに腹ワタをとって血合いを綺麗に洗い流すだけでOKです。
ヤマメの丸干しもとっても美味しいので、ヤマメがたくさん釣れたら開きと丸干しどちらも作って食べくらべするとおもしろいですよ
塩水につける
下処理したヤマメを塩水につけこみます。
塩の分量は人それぞれ好みがあるので、いろんな分量でためしてみて好みの濃度をさがすようにします。
個人的には5%の塩分濃度の塩水に、1〜1時間半ほどつけたときの塩加減がすきです。
塩分濃度5%とは塩水100gあたり、水が95gで塩が5gです。
人によっては10%以上の塩水が好きなかたもいますし、3%くらいを好む人もいます
ヤマメを干して乾かす
ヤマメを塩水につけこんだらキッチンパーペーなどを使って、しっかりと表面の水分をふきとります。
ヤマメの水分をふきとったら、いよいよヤマメを干していきましょう
ヤマメを干すときには、干しネットを使うと効率がいいです。
開きも丸干しも、干しネットに入れてそのまま風通しのよい場所で干します。
僕はヤマメの丸干しを作るときには、吊るして作るようにしています。
吊るして干すときにはお腹のお肉がくっつかないように、つまようじなどを使ってください。
一夜干しをする時間ですが、これも人それぞれです。
とにかく一夜だけ干すのが一夜干し(夜に干す)ですから、むずかしく考えずに夕方くらいに干して朝方とりこむかたちでOKですよ
ヤマメの表面が乾いていたら仕上がりです。
ヤマメの一夜干しの焼き方
一夜干しして干物にしたヤマメを焼きます。
- グリル
- 炭火焼
- フライパン
どんな焼き方でも美味しく食べられます。
炭火焼で焼く場合には、遠火でじっくりと焼き上げてもとっても美味しくしあがりますよ。
写真のようにオーブントースターで焼くこともできます。
オーブントースターで焼く場合には、おおよそ5分くらい焼くようにしています。
骨ごと食べれる
ヤマメの一夜干しは骨ごと食べれます。というよりも、骨になんともいえないコクと風味があって、とっても美味しいです。
尺サイズのヤマメだと骨が硬くて食べることができないこともありますので、食べ終わったあとに残った骨を揚げても美味しいです。
ヤマメの一夜干しの作り方まとめ
ヤマメの一夜干しを美味しく作るには、下処理がとても大切です。
腹ワタを出したら、血合いをしっかり綺麗に洗って好みの塩加減にしていきます。
一夜干しは天日干しとくらべてヤマメの水分が多く残り、しっとりとした仕上がりになり独特の味わいがあります
作り方をおぼえてしまえばわりと簡単に作れるようになりますので、ヤマメ釣りをより楽しむためにも覚えておきたいですね!