ヤマメは産卵期(9〜10月)前の時期である、夏場が旬とされています。
この記事では
- ヤマメの旬の時期
- 産卵期
- ヤマメの寿命
- 天然と放流ヤマメの見分け方
など、ヤマメの生態系について解説していきます。
ヤマメの旬はいつ?
ヤマメの旬は7〜8月あたり。
夏になるとヤマメは水温もあがりとても元気になります。春先は細くてやせているヤマメも、夏場になるとまるまると太りますからね
↑こちらがヤマメ釣り解禁直後(3月)のヤマメ。
体長は20cmくらいの良いサイズのヤマメですが、背中あたりの身も細くてやせているのが分かりますね。
↑こちらが真夏に釣った28cmほどのヤマメです。
さきほどのヤマメよりもサイズが大きいというのもありますが、背中の身ももりあがっていて、まるまると太っています。
体長がちいさなヤマメでも夏場にはかなり太ってきて、まるまると成長してきます。
旬である夏場の太ったヤマメは、塩焼きにしても干物にしてもとてもうまいですよー
ヤマメは旬じゃないと美味しくない?
ではヤマメは旬である夏場以外は美味しくないのか?というと、ぶっちゃげとても美味しいです。笑
そもそもヤマメは身がやわらかいですし、ヤマメは川魚のなかでも美味しさは1、2位をあらそうほど美味しいとされています。
ヤマメ釣り解禁となる3月あたりのヤマメだって、十分においしいですよ。
ヤマメの産卵期
ヤマメの産卵期は9〜10月。
この期間はどこも禁漁期間となりますので、ヤマメ釣りをすることはできなくなります。
また産卵期前となる8月の中旬あたりくらいからヤマメは特に警戒心が強くなりますので、なかなか釣れなくなります。(僕の釣りが下手くそなせいもありますが。笑)
養殖ヤマメだと産卵期となるヤマメの卵は食用として流通するようになりますが、黄金のいくらと呼ばれていますね。
とっても美味しいらしいです。
ヤマメの寿命は2年
ヤマメの寿命は約2〜3年とされていますが、いろいろな説があり4〜5年生きるともいわれています。
基本的には2年ほど生きたヤマメが産卵期をむかえ、産卵をおえて死んでいくというのが一般的ではあります。
尺超え(30cm)のさらに大きな40cmオーバーの大物ヤマメもいるわけですから、なかには寿命の長いヤマメもいるのかもしれません
天然ヤマメと放流ヤマメの違い(見分け方)
天然のヤマメと放流されたヤマメは、尾びれで見分けることができるので釣りの楽しみのひとつとして覚えておくといいでしょう
↑このヤマメはおそらく放流のヤマメです。
尾びれを見てもらったら分かりますが、ギザギザしていて擦れたような尾びれをしていますね。
このギザギザした尾びれのヤマメが放流です。
↑こちらは天然のヤマメです。
尾びれにギザギザもなく、擦れた感じもなく綺麗な尾びれをしているのが分かりますか?
↑こちらも綺麗な尾びれをしていますので、天然ヤマメになります。
天然ヤマメと放流ヤマメの見分け方は、
- 尾びれがギザギザ→放流ヤマメ
- 尾びれが綺麗→天然ヤマメ
という風に尾びれで見分けることができるので、釣れたヤマメを見て判断してみてください。
天然ヤマメも放流ヤマメも旬は産卵前の夏場であり、味も変わりません。
渓流魚は養殖でも天然の川に放流されると、すぐに野生の勘をとりもどして順応するといわれていますからね。
ヤマメの生態系まとめ
ヤマメの旬は夏場になりますが、解禁となる3月から禁漁となる9月までとおして美味しく食べられます。
春先でも美味しいヤマメではありますが、旬となる夏場の太ったヤマメは格別で本当に美味しいので、釣れたら持ち帰って食べてみてください。
きっとよりヤマメ釣りが楽しみになるはずです。